タクラマカン砂漠縦断ハイライト(その5)

10月20日(5日目) 
 8時50分の集合で520㎞先のカシュガルに向け出発しました。30分走り墨玉県に入るとクルミ林が目につきます。砂漠の中に、急に煉瓦工場やセメント工場、集合住宅が現れます。兵団農場もあり、それらの人々の住宅になっているようですけれども住んでいるようには見えませんでした。11時に沿道に柘榴売りが目立つ皮山地区で小休止。柘榴の試食をしました。

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 昼食は葉城地区のチョギリ(パキスタンK2)峰登山賓館。ここはK2を目指す日本の登山隊も利用するホテルで、登山に必要な物資の調達等をするそうです。食事は基本、中華料理です。ジャガイモの千切り炒め、卵とトマトの炒めが何度か出ていました。

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16時にヤルカンド到着。ウイグル音楽”12のムカム”を有名にしたアマニシャハーン王妃の出身地でお墓があり、写真を撮ったり少しの散策時間がありました。

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 ヤルカンドを過ぎると塀や家の壁に描かれた農民画が見かけられました。18世紀から農民達が農閑期の冬に描き始め、1970年代から脚光を浴び始めました。自分達の好きなように農村の日常生活、農作業の風景、伝統楽器、役人の風刺画等を水彩で描いています。カシュガルは大都会でした。免許のいらないバッテリーバイクに中学生も沢山乗っていて、交差点はバイクの洪水でした。

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20時にカシュガルの旧イギリス総領事館で夕食。21時15分ホテル着。今回の旅行、ホテル到着が遅く、何処も宿泊地の様子が分からないままの移動でした。カシュガルは2泊ですので、仙台から参加した男性が街歩きしませんかと皆に声を掛けて下さったので楽しみにしてたのですが、それを知ったガイドさんから治安が余り良くないので止めてほしいと言われ、すごすごと部屋に戻りました。男性は一人で行かれたようです。
 写真は沿道の柘榴売り、昼食をとったチョギリ峰登山賓館、車窓から唯一撮ったロバ車、ヤルカンドのアマニシャハーン王妃の墓、雰囲気のあるおじいさん?、サモサ売り、焼き芋屋さん、カシュガルの街並みです。