タクラマカン砂漠縦断ハイライト(その2)

10月17日(2日目)
 うとうとしている間に集合時間の5時半になりました。7時40分発の中国南方航空ウルムチ(4時間)乗り替えてクチャ(1時間)へ14時25分に到着しました。
クチャは天山山脈の南麓に位置し、北疆エリアと南疆エリアを結ぶ街道の要所で亀茲国が栄えた土地です。住民の大多数はウイグル族イスラム教徒の町です。ウズベキスタンで見かけたような服装でスカーフをかぶった婦人が多く見られました。
スルーガイドは漢族の胡さん。バスで奇岩、奇石が続き断層や地層が縦に見えるダイナミックな地形で一部シルクロードにもなっている塩水渓谷を通り抜けキジル千仏洞へ。3〜9世紀に岸壁2キロに渡り造営された亀茲国の仏教石窟寺院の遺跡群です。亀茲国は前漢代に現れたオアシス都市国家後漢時代には西域都護府,唐代には安西都護府がおかれ西域支配の中心地として10世紀頃まで繁栄しました。玄奘もインドに向かう途中に立ち寄っています。
236の石窟のうち38窟(4世紀、音楽窟、天人が2人一組で琵琶、笛、鼓、竪琴等を持っている)、32窟(5世紀、ラピスラズリがきれいでした)、34窟(5世紀、天井一面に仏様の絵)、27窟(91の仏壇、巡礼者の残した手形)、8窟(7世紀、王の命により造られた)、17窟(40種類の物語の絵)を見学。
周辺は黄葉したポプラが綺麗でした。その後、漢代に3〜5キロごとに置かれたのろし台の一つのクズルガハ烽火台と見て夕食の民家訪問。ぶどう棚がある民家で夕食のラグ麺作り体験でしたが、朝からの移動で皆疲れていて誰も手を出しませんでした。21時半にクチャ飯店到着。

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タクラマカン砂漠縦断ハイライト(その1)

Mさんと一緒に行く旅行が見送りになった後も何処かへ行きたいなと思いパンフレットをめくっていました。
 
10月に入りユーラシア旅行社のタクラマカン砂漠縦断ハイライトが目にとまり連絡すると飛行機、ホテルが取れましたら参加出来ますと返事をもらいました。二日後にOKが出て参加することになりました。
10月16日(金)
 成田空港に集合時間の少し前に着きました。参加者は夫婦一組、友人一組、一人参加の男性4名、女性3名の11名と添乗員のMiさん。予定は成田〜大連〜ウルムチで、チケットを受け取り荷物を預けて集合したところ、Miさんから”大連からの飛行機が濃霧で飛び立てないでいる。ミールチケットが出ていますので昼食を摂った後、再集合”と言われ其々レストラン街に‥‥再集合すると出発が3時間半遅れるので今日中にウルムチに着くことは不可能になり大連到着後は北京行きに乗り換え北京泊りになる事、明日、北京からウルムチ、クチャと飛んで、着くのは15時になりクズルガハ千仏洞の見学は不可能になったのでキャンセル受けますと説明がありました。皆、一瞬え〜と云う顔付をしましたが、天候ならしょうがないわねぇ〜と。初めて乗った中国南方航空はパーソナルモニターも無いシンプルな飛行機。24時20分に空港近くのホテルに着きました。

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